不安神経症(全般性不安障害)

不安神経症のカウンセリング 相談について。

不安神経症(全般性不安障害)って、どんな病気?

・・・・・まだ見ぬ、あなたへ。

 

不安神経症とは

 

不安は人間存在の本質といわれます。

 

不安を主な症状とする神経症を、不安神経症といいます。

不安は漠然とした恐れの感情で、誰でも経験するものですが
はっきりした理由がないのに不安が起こり (理由があっても、
それと不釣り合いに強く不安が起こり)、いつまでも続くのが病的な不安です。

 

不安神経症では、この病的な不安なさまざまな身体症状を伴って現れます。

 

現在では「パニック障害」が「全般性不安障害」です。

パニック障害は急性・突発性の不安症状が特徴ですが、
ある期間を過ぎると消失します。

 

全般性不安障害とは、日常生活のさまざなな出来事や理由の定まらない
不安や心配が生活に支障をきたすほど過剰に長期間続きます。

 

その不安や心配は自分でコントロールすることはできません。

 

不安の対象は、仕事や学校のこと、家庭生活、天災、外国での戦争など
何らかの精神的なショック、心配ごと、悩み、ストレスなど精神的原因が
きっかけで発症することもあります。

 

日常生活上のさまざまなストレスを背景に、いつのまにか
発症しているというのが普通ですょ。

 

全般性不安障害はもともと神経質で不安をもちやすい性格の人に多くみられ、
100人に3人~8、9人の割合で発症し、女性に多く、男性の倍以上といわれています。

 

 

症状の現れ方

慢性的な不安、過敏、緊張、落ち着きのなさ、イライラ、集中困難などの
精神症状と、筋肉の緊張、首や肩のこり、頭痛・頭重(ずじゅう)、震え、
動悸(どうき)、息苦しさ、めまい、頻尿(ひんにょう)、下痢、疲れやすい、
不眠(寝つきが悪い、途中で目が覚める、眠りが浅い)などの多様な
身体症状(いわゆる不定愁訴)がみられます。

何かにつけて、過度の不安・心配がつきまとい、それが慢性的に続く
(診断基準では6カ月以上)のが特徴で、不安は種々の精神・身体症状を伴っています。

多くの方は身体症状のほうを強く自覚し、
どこか体に異常があるのではないかと考え、
あちこちの病院で診察や検査を受けるのが常ですが
症状の原因になるような身体疾患はみられません。

経過は慢性で、日常生活のストレスの影響を受け、
よくなったり悪くなったりしながら、多くの場合何年にもわたって続きます。

 

途中から、気分が沈んでうつ状態となり、うつ病に移行することもあります。

 

また、アルコールで不安をまぎらわそうとして、アルコール依存症に
陥(おちい)ることもありますょ。

 

 

                                     ここね