心の症状(心と体)Depression
・・・・・まだ見ぬ、あなたへ。
人間は、「心と体」から成り立っています。
「すべての病気は、
内科的病気であると同時に、精神的病いである。」
・・・・・精神科、内科、両方を学んでわかってきたのは、
多くの病気は、内科的病気であると同時に精神的病気
であるということです。
例えば、風邪といえば、内科の病気と思われがちですが、
風邪をひくときのことを考えると、「ずっと頑張ってきて、
ホッと一息ついたときに、」風邪をひくことがよくあります。
頑張っている真っ最中、心身ともに充実しているときは、
風邪をひいたりしないものです。
このように、風邪ひとつとっても病気になるメカニズムは
決して単純なものではないのです。
エイズにしても誰でもかかるわけではなく、かかりやすいとき、
かかりやすい人、また、ガンになりやすい人もいます。
そうした性格・気質を「ガン性格」「がん体質」また、
心筋梗塞になりやすい性格もあります。
この場合、性格というより、生き方と言った方が正しいかも知れません。
リウマチもリウマチになるような生き方があります。
人々はこれを「体質」といいます。
「体質には、遺伝子的要素も含まれていますが、それ以上に、
その人が育ってきた育ち方、日常生活の質が深く関係しているのです。」
また、体質は生涯、変わらないと思いがちですが、
これは変わります。
それを変えることで、治療することができるのです。
生き方と健康との深い関係性は、たまたまそうした病気に
なったのではなく、心と体のコンデション、生活環境、家庭文化など
全部をひっくるめた、その人自身が抱えている条件と、
今の社会の有りようとが、反応した結果として起こっているのです。
その反応に無理があると、病気として表れるのです。
ですから病気の表面だけをいくらつついても、
本当の意味で治ることはありません。
ドクターオボの「こころの体操」ヨリ
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今、心の症状に合わせて、良いお薬ができてきました。
お薬は、心の症状を緩和してくれます。
でも、お薬だけでは、硬くもつれてしまった心の糸は
ほぐれてはくれませんょ。
本当の意味で(心が、楽になる)ことはないかもしれませんね。
ここね。